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2008年01月17日

メタボ対策 落後者出すな 自治体動く 「主婦、シニアも」指導や支援

メタボ対策に、「特定検診・特定保健指導」が始まります。

2008年4月から、高血圧や糖尿病など生活習慣病予防のために、メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)の疑いがあれば運動量の増加や食事内容の改善を勧める「特定健診・特定保健指導」が始まる。働き盛り世代の問題と思われがちだが、自治体が行う住民健診や老人健診にも組み込まれるのでシニア層も対象になる。

 東京都板橋区は特定健診・特定保健指導に先行する形で、2007年8月から区内在住の40−74歳までの77人を対象に「ヘルスアップ教室」事業を始めた。体重だけでなく体脂肪率なども測定できる体組成計と歩数計を貸し出し、参加者が毎日の体重や運動量などの記録を毎週1回電子メールやFAXで事務局に送ると、保健師や管理栄養士が数値の変化に応じて、きめ細かく指導する。

 1人でメタボ対策に取り組んでも、いつの間にかやめてしまったり、いいかげんになるケースが多い。同区健康生きがい部の中村一芳参事は「今回は毎日測定して参加者の意欲を維持し、毎週の個別指導で落後を食い止めています」と語る。

 同区の先行実施には区内の健康計測器メーカー「タニタ」が協力し、研究スタッフの保健師や管理栄養士が、データのチェックや指導を行っている。同社商品戦略室の佐藤富男課長は「職場で定期的な指導を受けられる会社員と違い、主婦やリタイア層は、定期的に接触して指導や支援を行わないと継続するのは難しいので」と話している。

 メタボ対策事業のスタートをにらみ、同社などの計測器メーカーは、自社製品の体組成計などの販売拡大戦略の一環として、データをインターネットなどで送れば健康指導を行うサービスを既に始めている。

 もう1つの柱、1日の消費カロリーを決めて、メニューを考えてゆく食事管理の継続も大変だ。長年、生活習慣病患者の指導に携わってきた「せんぽ東京高輪病院」(東京都港区)の足立香代子栄養管理室長は「指導を受けたときは野菜を増やすなどして症状が改善されても、数カ月後には不規則な食事や過食など、昔の生活に戻ってしまったという患者も少なくない」と嘆く。

 特定健診・保健指導で改善しようとしている糖尿病や高血圧などの生活習慣病はほとんど自覚症状がないために、なかなか危機意識を持てない。東京医科大循環器内科の高沢謙二教授は「生活習慣病による動脈硬化が心筋梗塞(こうそく)や脳卒中の発症リスクを上げる危険性をまずきちんと伝え、その予防の重要性を理解してもらうのが、最大の動機付けになる」と指摘している。



西日本新聞
posted by メタボ対策 at 23:53| Comment(0) | TrackBack(0) | メタボ最新ニュース
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